ユネスコに媚びないイケてる街「世界3大遺跡バガン」。ヤンゴンからバガンへバス移動。

   

「将来の夢は何ですか?」
この質問にまともに答えられた記憶がない。

 

小学校の卒業式に壇上で高らかに叫んだ、
「プロ野球選手になりたいです!」
これはウソ。思ってもないことを叫んだ。

新卒で入社した会社も第一志望の会社に受かった。
面接で言った「社会に貢献したいです!」
これもウソ。それっぽいことをドヤ顔で話した。 

自分が何をやりたいかちゃんと考えたこともないし、
大きな力にくっついていけば、後は誰かがどうにかしてくれるだろうという魂胆。
「大きなものにグルグル巻かれて、媚びへつらいながら生きる」
そんな感じ。 

今回訪れたミャンマーの都市「バガン」。
ミャンマー屈指の絶景を誇る観光都市だが、
深読みすればするほど自然体で全く媚びないイケてる都市だった。 

 

 ユネスコに媚びない街「バガン」 

バガンの遺跡はカンボジアのアンコールワット、
インドネシアのボロブドゥールと並ぶ「世界3大遺跡」と言われている。
しかし、その中でもバガンだけが世界遺産に登録されていない。

その理由はいくつかあるのだが、
「原型を無視した修復」が大きな原因と言われている。 

床に現代的なタイルを敷き詰め、
見栄えを重視して古い壁画を石灰で塗り固め、
仏像の周りには電飾をほどこしている。

 また、地区内にゴルフコースや展望台を作るなど、
周辺開発の問題も次から次に出てくる。
もはや「世界遺産」という肩書を最初から放棄しているようにも思えてくる。 

世界遺産登録を判断する巨大組織ユネスコに対して

「なんでお前らに合わせねぇといけねぇんだ!最新のタイルの方が良いに決まってんだろ!」

「やりたいようにやらせろ!石灰塗ったほうが見応えあるだろうが!」

「お前らがこっちに合わせろ!光ってた方がかっこいいだろうが!」

とか言っているのかもしれない。
深読みすればするほどかっこいい街だ。
「ネスコに媚びない街バガン」
私の妄想は膨らむ。

  

ヤンゴンから移動

バガンまではヤンゴンから夜行バスで移動した。
ヤンゴンセントラル駅周辺にあるバス会社に直接出向き、当日券を購入。
(サンライズ狙いの早朝到着がおすすめ)

バスに乗り込みバガンまで10時間。
途中で食事休憩もありながら、ひたすら耐え忍ぶ。 

早朝にバガンに到着してタクシーを捕まえる。
サンライズスポットまで依頼すれば早々にバガンを体感することができる。

 

バガンの遊び方

どの都市に訪れても意地でも歩きたがる私だが、
バガン市内を歩いて回ることは不可能。
レンタル自転車でも疲労で身体が大地のもくずとなるだろう。
主流はEバイクのレンタル。
これさえ手に入れればこっちのものだ。
遺跡を目指して相棒(Eバイク)を走らせるだけだ。

バガンに来たらどうしても見たいのがサンライズとサンセット。
しかし、私が行ったときは高台として有名な遺跡は全て閉鎖されていた。

サンライズ&サンセットを見るためには、現地人に秘密のスポットを聞くしかない。
おそらく、その時間帯に困った顔をしてぷらぷらしていれば、
現地の人間が陽気に声をかけてくる。
話の内容は「サンセットのシークレットスポットを教えてやるよー!」というものだろう。 

貴重な遺跡群は現地の人にとっては庭みたいなものなので、
この話には乗ったほうが良い。
値段交渉は思いっきり強気で行くのがコツ。
私の場合は700円で交渉は成立した。 

有名な遺跡はしっかり管理されているが、
その他多くの遺跡は管理不届きになっている。
私は男に言われるがまま、貴重であろう名もなき遺跡によじ登り、
以下の光景を眺めることに成功した。

 

バガンが世界三大遺産たる所以を以下に。

アーナンダ寺院、たぶん一番メインの寺。

ダマヤンジー寺院、中に犬が潜んでいる。

ダビニュ寺院、ハガキ売りの少女の日本語マシンガントークが圧巻。

アーナンダ寺院の通路、本当は早くどいてほしかった。

サンセット待ち、多くの観光客が遺跡によじ登る。

登れる遺跡もあれば、登れない遺跡もある。

タマネギ寺、名前は知らない。

牛を従える男、かっこいい。

バガン考古学博物館、遺跡見飽きたら行くと良い。

世界一かわいい仏はバガンにいる(藤田調べ)

 

生きるとは変わること

遺跡群を自由に駆け巡り、
ものによっては自由によじ登ることもできる世界三大遺跡バガン。
この現地の人と共にあるバガン遺跡は最高に魅力的だと思った。 

ユネスコの価値観に反して世界遺産に登録されていなくても、
世界遺産登録なんて目指さなくても、
そこに住む人や、それでも来てくれる人を尊重し、
目の前の人達を大切にするバガンも「イケてる都市」だと思う。 

これを自分ごとに考えてみる。
もし将来の夢なんて持っていなくても、
今思いつくこと、目の前の人のために一生懸命になる。
将来について悩めば悩むほど、この大切さが身に染みる。
世界中の人に評価はされなくても、
近くの誰かが「イケてる人」と感じてくれるかもしれない。 

「生きるとは変わること」
気持ちや状況なんて言うのは変わるものだ。
今見えるものに集中しよう。

バガンという都市に来ただけでいろんなことを考えた。
それだけでこの街に来た甲斐があった。 

では。

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