”現代の魔術師“こと落合陽一さんの「日本再興戦略」が鬼。

      2018/02/28

こんにちは。

落合陽一さんって知ってますか?

情熱大陸出演で話題になった方で、世界で最も注目される日本人科学者です。

時間を売買するサービス「タイムバンク」では。1秒900円台後半(時給3240000円以上)で売られており、私が知る限り「日本で一番時間に価値のある人」です。

大学で教えてたり、メディアアートやってたり、会社経営してたり、もういろんなことやってる人なんですけど、めっちゃ面白いんです。

(画像は情熱大陸より、落合さんがカレーストローしてる様子。最高に好きなシーン。。。)

見たことない人はyoutubeで落合さんが話している動画見てみてください。

少し難しい内容でも、理解力の乏しい私が聞いて楽しめるんです。説明が上手なんです。

そして、ちょっと前まで健康的な顔だったのに、最近ドンドンげっそりしていくんです。

良いこと話していても、心配が勝つときがあります(笑)。日本の宝なのでしっかり寝てほしいです(´;Д;`)

SNSのコメント見てても、不意打ちで笑ってしまう時があります。とにかく目が離せないんです。

そんな落合陽一さんがNews Picks Bookから発売した「日本再興戦略」が ”鬼” だったので、レビュー書きます。

(過去に発売した本も最後に少しだけ紹介します)

日本再興戦略

【第1章:欧米とは何か】

明治以降、なんでもかんでも「欧米」に寄せようと急速に近代化を遂げた日本。

そのおかげもあって、日本がシャレオツになりました。

そもそも「欧米」という言葉は「欧州(ヨーロッパ)と米国(アメリカ)」というざっくりした意味を持っています。

むしろ「欧米」というくくりは存在しないんです。

なのに日本人は実態のない「欧米」に倣って突っ走ってきました。

これと同じような言葉で「グローバル化」という言葉がありますが、これも「ローカル」が確立されて初めて意味を持ちます。

西洋の考え方は単純で分かりやすいものですが、本来日本人は「わび・さび」のような奥ゆかしさを大切にする東洋思想です。

東洋の文化をもっと知ることで、中身のある議論ができるようになるよ。っていう話。

私はスタイリッシュかつ中身のある人間になりたいです。

【第2章:日本とは何か】

「そもそも日本ってどんな国なんだろ?」

日本は戦国時代、豊臣秀吉の「中央集権」にするか、徳川家康の「非中央集権の地方自治」にするかの二択でした。

中央集権というのは、権限が中央政府に一元化されている形態のことを言います。

「進撃の巨人」で言うとこの【壁の中】みたいな感じです(分かりづらかったか?)。

最終的に徳川家康の「非中央集権の地方自治」になるのですが、このスタイルが日本には向いているみたいです。

その証拠にこの時代から、地域ごとに独自の通貨や言語や文化が育ち、地域ごとに新しいアイデアがどんどん出てきます。

分散させればさせるだけ、ローカルが育っていくんです。

また、昔から日本にある「百姓」という言葉。

文字通り「百の生業(仕事)を持つ人」を指し、業界を飛び越えるフットワークの軽さを持っていました。

最近流行の言葉でいうと「多動力」ってやつです。

つまり、昔から日本人は何にも縛られずにフットワーク軽く、機動的に動くことが向いているということです。

進撃の巨人」で言うとこの調査兵団みたいな感じです(分かりづらいか?)。

歴史の教科書に出てくる出来事が今の日本にどう繋がっているか。歴史嫌いだけど超面白かったです。

【第3章:テクノロジーは世界をどう変えるか】

少し未来の日本を予言している「予言書」です。

2020年、世界に先駆けて日本で次世代通信システム5Gが導入されて、私たちの生活が劇的に変化します。

自動運転も徐々に普及していきます。

それ以外にも、人と機械の融合、自動翻訳、遠隔医療・介護等の触覚伝達、仮想現実と複合現実などなど。

”現代の魔術師”が分かりやすく説明してくれています。

終始わくわくが止まらないです。はい、ざっくりです。

【第4章:日本再興のグランドデザイン】

日本は世界で最も「人口減少・高齢化」が進んでいます。

現在爆発的に人口を増やしている中国やインドも、将来的には必ず同じ道をたどります。

ということは、

今まで日本が最重要課題として取り上げてきた「人口減少・高齢化」ですが、ノウハウを世界に輸出できるチャンスなんです。

また、若い世代が社会の中心になるため、さらにフットワーク軽く、テクノロジーをどんどん導入することができます。

機械化がどんどん進んでいって、「AKIRA」のネオ東京みたいになるかも。

そして、今までたくさんのポイントカードを使ってきた日本はトークンエコノミー先進国です。

現金を持たないスタイリッシュ人間がめっちゃ増えるかも。

楽しみすぎますね。

【第5章:政治(国防・外交・民主主義・リーダー)】

これまでのリーダーの理想像は一人で何でもできて、マッチョで強い人でした。

アメリカのトランプ大統領や田中角栄さんのような人です。

これからのリーダーは弱さがあっても、何か一つとがっている能力があれば大丈夫です。

”カリスマ”よりも”愛される人”を目指したほうが、とがった才能の人達が手を差し伸べやすく、良いチームができます。

すぐカッコつけがちな私は、日ごろのスタンスを見直す必要がありそうです。

【第6章:教育】

これからの日本では百姓的な働き方が主流になります。

そんな日本で必要な能力は「ポートフォリオマネジメント」と「金融的投資能力」です。

つまり様々な仕事をしていく中で、どの仕事が利益が大きくて、どの仕事が全然儲からないのかマネジメントする。そして時代性を読んで「どこに張るべきか」予測する能力です。

そのために落合さんが、幼稚園・小学・中学・高校・大学に対して、「もっとこうしたほうが良いぞ!」と言っています。

また最近増えているサロン形式の「大人が学ぶ場」も今後重要になってくると言っています。

落合さんは「教育」に対して、日本の誰よりも先のことを見据えて発言されている方だと思いました。

【第7章:会社・仕事・コミュニティ】

今までは「ワークライフバランス」と言って、ワークとライフを区別しがちでしたが、これからは「ワークアズライフ」ワークとライフが無差別になり、全ての時間がワークかつライフになります。重要なのは「ストレスマネジメント」。

自分にとって一番ストレスのかかる仕事は何か、それをどうすれば最小限に抑えられるか。

ストレスさえなければ、全然機能していない「ノー残業デイ」や「プレミアムフライデイ」なんて必要ありません。

また社員をひとつの会社に留めておくよりも、流出をはげしくしてコラボしやすくしたほうが日本にとっても効果的だし、おもろいです。

落合さんはつねづね、人間の強みは「モチベーション」と「ビジョン」と言っています。

どうすれば人間の良さが活かせるか、仕事もコミュニティもしっかり考えていきます。

私が書いた内容は本編の、「1/1那由他」ぐらいです。

ぜひとも、落合さん本人の文章を読んでみてください。

以下に落合さんが過去に出版した書籍を超ざっくり紹介します。

魔法の世紀

私が読んだときは、超品薄状態でネットでも本屋でもなかなか出回っていなかった本です。

落合さん関連でよく耳にする「デジタルネイチャー」。これをより深く理解することができるはずです。

主にコンピュータやメディアの歴史を解説してくれています。

巷では「人工知能(AI)が人間の仕事を奪う」と言われていますが、見方が変わります。

個人的には職業柄馴染みのあるCADがもたらした世の中への影響や、ビッグデータを利用した交通制御についても書かれていて読み応えがすごくありました。

超AI時代の生存戦略

「魔法の世紀」ではコンピューターやメディアの歴史について書いてあり、私には教科書のような堅苦しさがあるように感じました。

「超AI時代の生存戦略」はより身近な内容になっており、仕事、プライベート、生活習慣、趣味、コミュニティをどのように捉えるべきか、最前線で研究を続ける落合さんの見解を知ることができます。とんでもなく読みやすいです。

帯に書いてある「未来のキーワード」だけ書いておきます。

【ワークライフバランス/人間性の再認識/競争心と淡々とやること/自己実現と責任と戦略/信仰心/趣味性/ギャンブルと報酬/ゲーム性と遊び/完成物/アイデンティティ/時代性/コモディティ化/マーケティング能力/利潤の再投下/AI系ツール/非合理的コミュニケーション/オーディオとビジュアル/プレゼンテーション/発注・命令/メディア/政治/情報アプローチ/浅く広い知識/受験勉強/資格/ストレス/身体性/自傷行為と食事/コンプレックス/ファッションと平均値/友達とコミュニティ/土地の所有/貯金と投資/子育て】

まとめ

落合さん、鬼です。

では。

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